人間が、本能で恋をしている以上、世の中から不倫をなくすことはできないはずなのですが…、その不倫をなくすことができるとしたら、それって一体どのような方法だと思いますか?
実は、その方法があるんです!アナタも一緒に考えてみてください。
犯罪をなくすには「法律を変えればよい」説
ある教室で、先生が学生に対し、「犯罪をなくすには、どうしたら良いと思いますか?」という問い掛けを行ったところ、多くの学生が、「教育を徹底すればよい」「街をキレイにすればよい」といったような、健全でポジティブな答えを挙げていく中、「法律をユルくすれば、犯罪は減ると思います」と答えた学生がいた、という話があります。
これはつまりどういうことかというと、極端な話、人を殺しても、それを「犯罪」としない世の中であれば、どんなに殺人事件が起こっても、犯罪は1つも起こっていないということになるわけです。要は、言葉のトリックのような感じですが、考えてみればこれって、単純で当たり前のことですよね。
「なんて恐ろしい考え方…!」と思うかもしれませんが、実際に、日本でも数十年前には、戦争で大量に敵を殺した人が英雄扱いをされていたわけですし、現在であっても、ちょっと国が変われば、そこでは正義という名の元に、大量にテロや虐殺が行われていたりするわけです。つまり、善悪の価値観から変えてしまえば、今までは「悪いこと」とされていた行為も「善いこと」に変わる可能性があるわけです。
「不倫」というワード自体に悪いイメージがある
少し話が飛躍してしまいましたが、結局、「不倫」を世の中からなくすためには、結婚をしている男女が、婚外で恋愛をするという行為に対し、「不倫」という俗称で語らないようにすればいいわけです。これも、言葉のカラクリですが、要は今まで「不倫」と呼んでいたものを「正倫」とか「合倫」とかいう呼び名に変えてしまえば、不倫はこの世からキレイサッパリ、消えてなくなるというわけです。
「不倫」というと、倫理に反すること、という意味が最初から付属していますから、いかにも「悪」というイメージを皆が持ってしまいますよね?しかし、そもそも、結婚相手以外の異性を好きになるって、本当にそこまで「悪いこと」なんでしょうか?
既婚者が恋をするのは本当に「悪い」ことなのか?
ここは、逆転の発想で、結婚から数年が経てば、誰でもパートナー以外の異性を好きになる可能性があるというのは、「当たり前のこと」であり、「よくあること」であり、「仕方のないこと」というように、いっそ「悪いことではない」と、割り切ってしまってはいかがでしょうか。…と、誰に提案すれば良いのかは、わかりませんが。1人の男性、1人の女性が、多感な20代や30代で結婚をした後、同じ相手を一生好きで居続けるなど、生物学的に考えて、これはもはや、不可能なことだと言い切れてしまうわけです。
だったらお互い、相手に、興味がなくなった時点で離婚をすれば良いわけですが。子供を育てていく上で、両親が離れて暮らすことになれば、それはそれで、子供の身の上に何かと不都合が生じてきますし、悪影響が出て来てしまう可能性もなきにしもあらずです。だから、できれば、愛が冷めてきていても、両親というのは極力2人揃っていた方が、本当は都合がいいんですよね。
そこで、皆、仕方なく「コソコソ」と相手にバレないように「浮気」や「不倫」をするわけですが。そもそも、一体、「コソコソ浮気や不倫をすること」の何が悪いのでしょうか?「悪い」とされているから、みんな、なんとなく「悪い」気がしているだけなのではないでしょうか。
実のところ、コソコソしている限りは、意外と誰にも迷惑が掛かっていなかったりするのです。それを、わざわざ暴いたり、気づいてしまって、やいのやいの言うからいけないのであって、そこまで詮索をせずに生きていれば、生活は安泰に進んでいくではありませんか。
浮気をしている本人は、パートナーにイヤな思いをさせないよう、バレないように気をつかってコソコソしてあげているわけです。その時点で、「家庭を壊してはならない」という意志があるわけですから、そこは尊重すべきでしょう。
夫にも妻にも平等に浮気の権利を…
これがたとえば、法律上、男性のみに浮気の特権が与えられているようだと、それはもう、どう考えたって不平等で、理不尽極まりない話です。しかし、女性にもちゃんと、浮気の権利が平等に与えられているのなら、それほど、問題は起こらないのではないでしょうか。ただ、女性は、妊娠期間中や、授乳期間中、赤ちゃんに縛られてしまい、その期間に男性に浮気をされやすい、という点においては、とても不利なんですよね。
ですが、ここでも、先入観には囚われず、「女性が育児をしなければならない」という概念からして、改革を行って行けば良いのです。男性にも、もっと、育児休暇が取りやすい環境を与え、母親を育児から解放してあげるタイミングを作れば、この件に関する不平等感は減っていくでしょう。
浮気が正義になれば夫婦仲は逆に良くなる
浮気や不倫が、法律で「リフレッシュの良い機会」として認められ、世間的にも、それは確かにアリだね、ということになったら、夫婦と言えど、そこには緊張が走るようになるでしょう。他の異性のところへ行かれてしまっても、文句が言えないわけですから、できるだけ相手に嫌われないように、良い夫、良い妻であろうと、努める人も増えてくるかもしれません。
実際、浮気が罪であるということにかこつけて、余裕をぶっこき、夫や妻に対し、ふんぞりかえって接している人も、多いのではないでしょうか?
たとえば、面倒臭いし飽きたから、妻とは、セックスもしなければ、スキンシップもしない。そのクセ、妻が浮気をしたら激情する!なんて旦那は、本来、ろくでなしなのです。またその逆に、旦那と顔を合わせれば、愚痴ばかり、メイクもしないし、家事もロクにやらない上に、旦那をアゴでこきつかって…、そのクセ、旦那がストレスからちょっと他の女の子とデートに行こうものなら、もう大激怒!こんな嫁も、人でなしと言えるでしょう。浮気よりも、よほどタチの悪いことを、本当はいつもしている輩が多いのです。
「善」や「悪」の根本を見極めよう
そう…、「不倫」という言葉の概念をもはやなくしてしまい、夫婦がお互い、別の異性に気分転換やリフレッシュなど、救いを求めることに対して、それは「正当な逃げ場である」というような風潮、ルールを新たに設置していけば良いのです。
今でいうところの、いわゆる「不倫」は、国民全員が去勢でもしない限り、決してこの世から消え去ることはないでしょう。それよりは、国民の考え方や規則の方を、現代の社会や、人間の本質に合うよう、シフトさせていくべきです。
子供のことは守りたい…、けれど、素敵な異性と交流することでストレスを発散したくもある…、という可哀想な大人達を救済するためにはどうしたらよいか、もっと我々は真剣に考えるべきでしょう。「不倫だ!不倫だ!」と婚外恋愛を悪事として囃し立てるのではなく、その悪事って、本当に「悪事なのか?」という根本を見極めていくことが大切です。
不倫=悪だと思いこんでいる人は、言葉や規則の上辺ばかりに縛られていて、実は本質が見えていない状態なのかもしれません。不倫のことはさておいても、世の中で、「善」だ「悪」だ、と言われていることに対し、もっと根本から、それって、本当はどうなの?と疑っていく姿勢って、実はとても大切なのではないでしょうか?
子供の笑顔を守ることが最優先
律儀に法を守った結果、浮気ができないストレスから、子供に手をあげてしまい、その結果、虐待で苦しむ子が生まれてしまう未来を、アナタは望むでしょうか?それならば、コソコソと外でセックスを楽しんでいたとしても、その帰り道、子供にケーキを買って「ただいまー!」と笑顔を見せてくれる、優しい父親や母親の方が、よほど人間らしくて、愛せると思いませんか?
一番大切なのは、子供の笑顔を守るということです。その子供を守るために必要なストレス発散は、正義として認められるべきではないでしょうか。以上、大胆な問題提起ですが、一石を投じてみました。